氷室
昔の人は、冬にできた天然の氷を夏まで保存するため、地を深く掘り、または山かげなどに穴むろをこしらえました。求菩提山に現在残っている氷室は、石垣を二重に積み上げ、上には屋根があります。底も少し掘り下げて石畳をしいています。雪が降ると、積もった雪をこの中に入れては、新しいワラジをはいた人たちがこれを踏み固める。また雪を入れては踏み固める、こうして立派な氷をつくり、夏まで保存したのだそうです。
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