普賢窟
求菩提五窟の一つで、胎蔵窟(たいぞうくつ)とも呼ばれます。康治元年(1142)に勧進された「銅板法華経」33枚は、銅筥に入れられて、この窟に埋納されていました。大永7年(1527)に発見され、現在国宝に指定されています。また、耳をすますと岩の割れ目の奥から「ボーン、ボーン」という音が聞こえてきます。人はこれを「梵音(ぼんおん)」と呼び、「水分神(みまくりのかみ)」を祀りました。
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