構の石門
ここにはかつて、木で作られた黒い門がたっていました。この門をくぐると、そのむこうは山伏たちの集落です。山伏の住む家を「坊」、その集落を「坊中」と呼びます。求菩提山は「一山五百坊」と言われ、山伏の家は500を数えたとされています。また坊中は「七坊中」と呼ばれ、上谷・中谷・下谷・杉谷・西谷・南谷・北谷の7ヶ所に分かれていました。
なお、求菩提山への道は、鳥井畑八丁口(中津口、東口)、上八丁口、産家(山下)口、世須岳口、寒田八丁口(小倉口、西口)、国見口、そして犬ヶ岳口の7口があり、「求菩提七口」といわれました。